会長

九州支部同窓会

JJN同窓会　会長

武田一臣

　2023年（令和5年）3月25日、4年ぶりとなる九州支部同窓会に参加させていただきました。会場は熊本県にある国際観光ホテル、菊池　笹乃屋さんでした。（熊本県菊池市隅府1090-1　電話0968-25-4000）

　コロナ禍で開催が心配されていましたが、もうこれ以上は待てない、我慢できないとの九州支部長の山中章好さんからの熱いメッセージに促され、参加させていただきました。マスクの着用は個人で判断してほしいとの政府見解がニュースで流れていました。日ごろの通勤電車ではほとんどの乗客がマスクをつけています。私もこれにならってマスクを着用して行動することにしました。朝4時半に起きて身支度をし、まだ薄暗い中を自転車に乗って最寄りの駅に向かいました。JR新橋駅で乗り換え浜松町駅からモノレールに乗り、羽田空港第１ビル駅で降りるとJALの搭乗口に着きました。搭乗時刻まで椅子に座って待っていると、搭乗予定の飛行機が「満席です」のアナウンスが繰り返し放送され、旅行などで移動する人が多く見受けられた羽田空港でした。1時間遅れの出発となりました。到着した福岡空港は快晴とまではいきませんが、いいお天気に恵まれました。空港は熊本空港の方がいいと思うのですが、便数の多さと便利さで以前から福岡空港での待ち合わせが定番となっています。支部長の山中さんのアイデアです。空港から車で熊本まで向かいました。道も混んでいるようで、高速に乗るまでに時間を要しました。熊本城を見てほしいとの支部長さんのおすすめで、復興途中のお城を見学いたしました。桜もほぼ満開に近く、お城の景観と桜の花のコントラストが大変きれいでした。お城ではお祭りが開催され踊りが奉納され、はでな衣装を着た出演者たちが多く行きかっていました。華やかなお祭り会場の近くでは、城壁の工事に携わる職人さんだと思いますが作業着を着て現場に移動する姿を拝見いたしました。まだまだ先の長いお城の復興事業だと思いました。

　お城を後にしてホテルに向かいました。私は山の中の森にひっそりたたずむ宿をイメージしておりました。が、期待に反して普通の住宅に囲まれたなかに宿がありました。建物の裏側は山になっているようで、部屋の窓から眺めると低い山ではあるものの山桜がたくさん咲いていました。最初に会議室をお借りして、支部会議が始まりました。支部長からは活動報告、会計報告、そして次年度の活動予定の報告があり、来年の開催は鹿児島県に決まりました。場所は宮崎県に近い霧が島だということでした。今回学校からは中谷儀一郎先生、末永光八先生が参加してくださいました。大学職員の中林洋人さんは全国の学校を回って生徒募集に忙しいということで、挨拶だけされて慌ただしくホテルを後にしました。会議で九州支部の会員の高齢化と参加者の減少、若い人がいないと報告されたことで、専門学校の末永先生がお話されました。先生の話によれば九州からの入学生は多くはありませんが、卒業生はいますとのことでした。しかし九州に帰る生徒はいないということでした。理由は就職先がないからだそうです。現在は全国に大学があります。九州にも多くの学校があります。わざわざ遠い東京に行かなくても近くの学校に通えるわけですから。日本医療科学大学では学校案内や募集要項の本に加え、奨学金冊子やひとり暮らしサポートブック、大学公式ＬＩＮEお友達募集など、あの手この手で入学を希望する学生のみなさまへの心配りと応援制度が感じられます。

　会議を終えると温泉に入って、懇親会まで部屋でくつろぎました。懇親会はテーブル席でした。感染防止だと思いますが間隔を空けてすわり、支部長の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。何せ４年ぶりの同窓会です。料理に舌包みを打ち楽しそうに、お酌を酌み交わしながら雑談に話が咲いていました。二次会は支部長さんの部屋に集まり、さすが九州人ですねー、焼酎ばかり・・・　おつまみもないなかで夜遅くまで飲んで語って・・・夜は更けていきました。私は途中で失礼いたしました。楽しいひと時ありがとうございました。

　はじめに述べた通り、4年ぶりの開催となりました。九州での活動をお伝えすることで、何かしらの動きにつながっていければと思います。私は支部の活性化を目指して活動を続けてきましたが、コロナによって活動が自粛に追い込まれました。あれから４年、やっと開催の目途が立ったように思います。徐々に元の生活に戻れそうな気も致しますが、全国の支部長さんには無理をせず周りを見極めながら再開を模索していただきたいと思います。報道によればマスクを外す方も増えてきていますが、このことで下火になっていた感染者が、再び増加傾向になっているようですね。